診療内容
当院の主な診療内容についてご案内します
生理痛
初めて生理(初経)と共に下腹痛(生理痛)が起こるのはふつうですが、これは年齢と共に徐々に軽くなってくるのが通常ですが、逆に年々痛みが強くなる場合は異常です。この場合は鎮痛剤でやり過ごすだけでは危険です。内膜症等の異常に伴って起こっている場合もありますので、専門医を受診相談しましょう。
子宮内膜症
初経から5~10年たつと子宮内膜症が発生しやすくなり、強い生理痛を伴います。こうした場合鎮痛剤だけで対応するのみでは、内膜症の更なる悪化の原因になり、やがて不妊症の大きな原因となります。最近では初潮年齢の低年化に伴って高校生の17~8才でも内膜症は珍しくありません。重度の生理痛や不妊症のリスクを回避するためにも、早い段階からの対策が必要です。内膜症の予防、進行を抑える薬もあり、副効用としてニキビの消失とか月経前緊張症を軽減する治療薬もあります。早めの受診で予防治療につとめ、QOLの改善に務めましょう。
貧血
女性の貧血は珍しくありませんが、それは月経血が通常より多い(過多月経)のが大きな原因です。主として子宮筋腫に伴う経血量の過多による場合が多く見られます。原因に基づいた対応が必要であり、ご婦人の貧血の際は一度は婦人科の診察が必要です。
子宮筋腫
子宮筋腫は20代後半から40才代に多く見られる良性腫瘍で過多月経を伴い強度の貧血が認められることも珍しくありません。子宮内膜症にも伴うことがよく見られます。
ガン検診
子宮ガン(子宮頸ガン・子宮体部癌)卵巣ガン・乳癌検診の早期発見に努めています。
健康寿命延伸のためにも、がん検診の受診率の向上に積極的に取り組んでおります。
更年期障害
閉経期に起こる女性ホルモン(エストロゲン)の分泌低下等に伴って起る様々な症状(ホットフラッシュ、肩こり、頭痛、めまい、腰痛、不眠etc)を更年期障害といいます。主としてホルモン補充療法や、漢方療法で対応致します。
ホルモン補充療法
閉経期に伴うエストロゲンという女性ホルモンの枯渇に伴う更年期障害にはホルモン補充療法(HRT)が有効です。主として40才代後半のホルモン状態を薬剤として外部から与え、より安全で副作用の少ない方法で行いますが、これは更年期障害の対策だけでなく、HRTは老化防止(アンチエイジング)に役立ち、引いては健康寿命の延伸にもつながります。
骨粗鬆症
閉経から5年程すると、ライフスタイルにもよりますが男性と比べて高い頻度で骨密度低下が見られ、それに伴って骨折が起きやすくなります。エストロゲンは骨の代謝に大きく関係しているからです。『転ばぬ先のつえ』で骨密度低下(特に背骨・大腿骨)を認めたら骨粗鬆症の予防が必要になります。その際、前に述べたホルモン補充療法も有効に働きます。骨粗鬆症の治療には様々の薬剤があり、部位、年齢に応じて様々な薬剤で対応します。
感染症対策
様々な疾患がありますが、早期の適切な診断と治療が欠かせません。
避妊対策
避妊ピルが主流となりますが、その他の避妊法にも対応しています。
漢方療法
当院では現代医学的・東洋医学的、両方の診断を行った上で漢方薬を処方していおります。漢方薬は緩やかな効果で副作用が少ない等の利点があります。
女性医師による診察・相談
相談しづらい婦人科ならではの症状も、女性医師が丁寧に対応致します。(診療:木曜午前のみ)
当院で対応できない手術や治療に関しては、県立多治見病院などの大規模病院を紹介しております。
また現在は分娩を取扱っていませんが、ご希望の方には妊婦健診を行っており、出産する病院との連携も図りますので安心して妊娠期間をお過ごしいただけます。